バックアップ時、記憶域増設時にハードディスク等を接続して認識させ使える状態にする。
ターゲットOS:Ubuntu 18.04 LTS
デバイスの情報を取得
パス
$ sudo dmesg | grep sd
sdの部分は接続する端子により変わる場合がある。
UUID
$ sudo ls -al /dev/disk/by-uuid
ブート時に自動的にマウントする設定にUUIDが必要。
一時的にマウントして使うだけなら不要。
型名
lsblkコマンド、fdisk -lコマンドによりデバイスのパス、型名等が取得可能。
パーティションを作成
/dev/sdb 全体を1つのパーティションとして扱う場合は下記のコマンドを実行。
$ sudo parted /dev/sdb (parted) print (parted) mklabel gpt (parted) mkpart 【パーティション名】 ext4 0% 100% (parted) quit $ sudo mkfs -t ext4 -m 0 /dev/sdb1
printコマンドでディスクの情報が得られる。
パーティション作成済みのディスクの場合はここで削除する必要がある。
mklabelコマンドでgpt形式のパーティションテーブルが作成される。
mkfsコマンド(ここではext4ファイルシステムを対象としているので実際にはmkfs.ext4)の -m オプションは、スーパーユーザだけが使える予約ブロックのパーセンテージを示す。デフォルトの5%だと、実質的に使える領域が目減りすることを回避するため、ここでは0に設定している。
マウント先を作成
$ sudo mkdir /mnt/【マウント先】
マウント
$ sudo mount -t ext4 /dev/sdb /mnt/【マウント先】
sambaで共有する場合はchmod 777 しておく。
起動時に自動的にマウントするよう設定
/etc/fstab に下記の1行を追加。
UUID=【UUID】 /mnt/【マウント先】 ext4 defaults 1 3
1 | dumpで出力する(1)かしない(0) |
3 | 起動時にfsckが起動する順序 |
- 確認方法1
リブート後、下記のコマンドを実行するとマウントされているパーティションが列挙される。
$ sudo mount -t ext4
- 確認方法2
リブート後、/var/log/syslog 内に下記の文字列が出力されていることを確認する。
EXT4-fs (sdb1): mounted filesystem with ordered data mode. Opts: (null)
fstabの設定を間違えてOSが起動しなくなった場合の処置
# mount -o remount,rw /
リカバリモードでブートしrootのシェルを起動する
下記のコマンドでファイルを編集できるようにする。