ESP-WROOM-02(ESP8266)のソフト開発環境を比較してみた。
2017年4月27日現在
| 環境 | 概要 | 開発環境 | 費用 | その他 | 
| arduino Ver1.6.9  | 
・必要とされる知識が少ない ・オブジェクト指向の実装が可能 ・NONOSと同じマルチタスキング  | 
Windows Mac OS-X Linux  | 
フリー | ・導入も簡単 ・コンパイルに時間がかかる  | 
| ESP8266_NONOS_SDK Ver.1.5.4  | 
・上限3タスク※1のマルチタスク ・独自ソケットライブラリ ・JSON  | 
Linux Solaris Windows※2 Mac OS-X※2  | 
・コンパイルが速い ・SDKを解析して使うスキルが必要 結構バグがある ・解凍しただけではサンプルのコンパイルさえ通らない ・英文マニュアルを読む必要がある  | 
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| ESP8266_RTOS_SDK Ver1.5.0  | 
・freeRTOSによるマルチタスキング TickTImeは10ms,変えられないことは無さそうだが、変えやすく作られていない。構造体の型がアレンジされている。 ・lwIPによるソケットをサポート ・JSON  | 
※1 情報源=2C-ESP8266-SDK__API Guide__EN_V1.5.4.pdf
※2 VirtualBoxを利用
下に行くほど、高機能かつ知識が要求される。
C言語,Linux,マイコンの知見は必須。
やすらかシステムでは、イベントのスキャン,TCPコネクションの維持で2つのタスクを使っており、今後の機能追加時に上限3タスクを超える見込みであり、ESP8266_RTOS_SDKを選択する。